『猫ダンジョン荒神』電子書籍版11/2配信

『猫ダンジョン荒神』が電子書籍化されました。
11月2日から配信。
講談社電書infoの紹介ページから各店の『猫ダンジョン荒神』ページに行けます。
お好きなお店でダウンロードしちゃってください。

honto電子書籍ストア紀伊國屋書店をみると書き下ろしはないようす。
本と同じみたいなので、好きな方を選べますね。

そして『水晶内制度』評が今月二つでますよ。

ひとつは岡和田晃さんの「『想像力』の脱政治化に抗して」。季刊メタポゾン7号掲載のエッセイです。
NHKのドキュメンタリー『空白の120ヘクタール』から始まって、笙野頼子『水晶内制度』、佐藤哲也『妻の帝国』を軸に、今を問いなおす。
『水晶内制度』で描かれた神話の書き換え・原発・ロリコン萌えビジネスが同じ構造をもっているという指摘。
まさにそのとおり、膝ポン。そのややこしい構造自体が作品のテーマなんですね。

もうひとつは、佐藤亜紀さんの『小説のストラテジー』が文庫化されます。
電子書籍版も同時配信。→honto紀伊國屋書店
こちらは小説書き方講義の書籍化で、『水晶内制度』は作例三として取り上げられています。
2006年刊の文庫化ですが今読んでも参考になるはず。
小説のストラテジーのもくじ

あと脈絡ないけど、本が好き!で、『居場所もなかった』の書評みつけた。メモ。



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